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すべての労働者の賃金引き上げを実現するために有効な手段が、「最低賃金の引き上げ」です

2月17日(日)12時~13時で春闘の「全県一斉地域宣伝」桜木町エリアを開催しました。

桜木町は地区労の加盟組合や近隣の労組から22名が参加。

寒さが心配でしたが、ちょうどこの時間帯は日差しが降り注ぎ、暖かい行動になって良かったです(^-^)

 

 

この日の宣伝テーマは「最賃1500円と労働組合をつくろう!入ろう!」

 

反応はとても良かったというのが参加者の感想でした。横断幕をよく見ていて、立ち止まって見ていた20代青年と対話にまりました。

 

今後の課題としては、シールアンケートや署名など、「主体的アクション」を促すものがあった方がいいですね。去年はやったんですが、今年は準備不足で(^_^;)

 

マイクで訴えた内容はこんなかんじです

 

 桜木町駅ご通行中のみなさん、こんにちは。私たちは横浜地区労働組合協議会です。本日は、神奈川県内の主要駅頭で、春闘の宣伝をおこなっています。お配りの配布物をぜひお受け取りいただき、お読みいただきたいと思います。

 

この春、私たちは労働組合に入っている人も、入っていいない人も、すべての働く労働者の賃上げをめざすとりくみをしています。

 

一つは、職場で「賃金の引き上げや、働き方を改善させるために、労働組合に入って交渉をしていこう」ということを呼びかけています。今お配りしているティッシュに労働相談のホットラインが記載されています。ぜひ労働組合に入る。または労働組を自ら結成することを通じて、働き方の改善をしていくことを呼びかけています。

 

もう一つ、すべての労働者の賃金引き上げを実現するために有効な手段が、「最低賃金の引き上げ」です。現在神奈川県の最低賃金は、いまお配りしているビラにも記載がありますが、983円です。神奈川県内で人を雇う場合、この金額を下回ってはいけないという法律の決まりがあります。

 

この最低賃金の額を早急に1500円に引き上げていくことが、すべての労働者の賃金の引き上げにつながります。

 

時給で働くパート、アルバイト、派遣労働者だけでなく、月給制の社員も同じです。

 

最低賃金の引き上げで、すべての労働者の所得を増やしていく。そのためにもぜひ労働組合に入って、一緒に力を合わせてきたいと思います。

 

 安倍首相は「アベノミクスが成功している」、「好景気が長く続いている」と自画自賛していますが、私たちの実感として、暮らしは良くなっているでしょうか?

 

私たち労働組合が集めたアンケートでは、「生活が苦しい」「給料が安すぎる」という回答が多数を占めています。多くのみなさんの実感も同様ではないでしょうか。

 

「生活が苦しい」「景気が良くならない」最大の原因は、私たち労働者の賃金が上がっていないことです。日本経済の6割は、私たち労働者が給料をもらい、それを使うという個人消費です。私たちの給料が上がるかどうか。毎日の買い物をするお金があるのかどうかが日本の景気回復の要となっています。

 

 すべての労働者の賃上げを実現することが、一人ひとりの労働者の暮らしを改善し、消費購買力の上昇による景気の回復にもつながります。労働組合に入って、または労働組合を結成し、一緒に賃金の引き上げ、安心して働ける環境をつくっていきましょう。

 

お配りしているビラ・ティッシュに、私たちの労働相談ホットラインの連絡先も記載しています。ぜいお受け取りいただき、お読みいただきたいと思います。

 

現在の神奈川の最低賃金は時間額983円です。この額では1年間フルタイムで働いたとしても、170万円程度にしかなりません。まさに、低すぎる最低賃金が貧困を生み出しているといっても過言ではありません。

 

最賃を1000円、1500円にすれば、多くの労働者の賃金を上げることができ、貧困と格差の解消に大きくつながります。さらには、全体の底上げを実現するなかで、すでに最低賃金を上回る給料をもらっている人も、賃上げを実現する力になります。

 

実際に、この間の最低賃金の引き上げにあわせて、賃金表全体を見直し、すべての労働者の賃上げに結び付けた企業も生まれています。今や、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど先進国の最低賃金は1000円を超え、1500円、1700円の水準は当たり前です。最低賃金を1500円に。この要求は世界では当たり前となっています。低水準の最低賃金を大幅に引き上げて、すべての労働者の賃上げを実現しましょう。