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惨禍を繰り返さないために、平和の活動に参加する

横浜地区労は広島と長崎で開かれていた原水爆禁止2019年世界大会に2名の代表を派遣しました。加盟組合の皆様には、代表派遣費用への分担金にご協力いただきありがとうございました。

世界大会には21カ国85人の海外代表と全国から6000人をこえる代表が参加し、20年の被爆75年にむけた世界的運動をよびかけました。

  トランプ米政権が「使える核兵器」の開発に乗り出すとともに、中距離核戦力(INF)全廃条約が失効するなど、米ロの核軍拡競争への懸念が高まっています。それだけに今年の世界大会が、こうした核軍縮への逆行を厳しく批判するとともに、核兵器廃絶の展望と運動の方向を示したことは大きな意義があります。

 

地区労代表で参加した今野さんに手記を寄せていただきました。

1985年の原水爆禁止世界大会に参加したのを最後に、私は世界大会に参加しなくなった。大会が分裂したからだ。ところが、2017年「核兵器禁止条約」が中南米諸国より提唱され、核兵器禁止の日程が具体的になってきた。再度参加しようと思い直していた。

それは愛知県常滑の平和行進のこと。ある方から、「ブラジルに生きるヒバクシャ」の名古屋上映会を誘われた。この映画を見て、「参加したい」と思いを強め、参加を決めた。

問題は休みが取れるかであった。9日は休めなく、6日~8日の参加となった。カンパは、大和を中心に多くの人々に快く頂いた。ただ一人の方からは、「世界大会は分裂しているから、行かないほうがいい」と言われた。カンパも断られた。その方は、世界大会の統一を強く願っていた。こうした貴重な意見を大会に届けようと思った。

8月6日、広島に於いて。午後のヒロシマデー集会では、キューバ大使代行が、「今からちょうど60年前、今は亡きゲバラが広島の地を訪れていた・・・」と、語っていたことが印象的だった。日系ボリビア人が主人公の映画、「エルネンスト」を思い出してしまった。

翌日早速、広島国際会議場に向かった。前日、国際会議場で原爆の絵画展が開催されていることを知ったからだ。それは、8月3日(土)NHKのETV特集(あの夏を描く高校生たちの広島)、を観ていたからだ。番組では、被爆者の体験を絵にする広島の高校生・美術部員の取り組が放送されていたのだ。まさかその高校生に会えるとは思わなかった。絵画展では原爆を描いた高校生に、質問もできた(写真は、テレビに放送されていた高校生)。こうした取り組みには、「高校生に悲惨な原爆の絵を描かせていいのか」との批判もあるという。美術部員は、引き続き取り込んでいくと言ってくれた。

長崎では分科会・映像のひろば、に参加し、映画「核も戦争もない世界を」「アンジェラス鐘」を観た。

交流の時間では、「世界大会が統一して、開催されるよう運動を広げたい」と発言した。

世界から核兵器をなくすために、私にできることは少ないかもしれない。でも、一人一人が諦めることなく、声をあげていくことが大事だと思う。広島・長崎を過去のつらい出来事にとどめていけない。惨禍を繰り返さないために、平和の活動に参加する思いを新たにしてきた。

横浜地域労組 K

 

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