本日(2022年12月8日)
善仁会による、組合員の解雇・パワハラ事件の裁判が開かれました。
横浜地方裁判所502号法廷で午前11時から開廷した公判でしたが、組合からは15名が傍聴し、進行を見守りました。
が、しかし、善仁会側は代理人弁護士(横浜パートナー法律事務所)も、団体交渉に参加していた法人の人間も誰も参加しませんでした。
組合員の出した訴状の内容について、どのような反論をしてくるのかと注目をしていましたが、答弁書は「追って主張する」の一文のみ。
ちょっと残念でしたが、田渕弁護士と組合員二人の意見陳述はとても分かりやすく、争点が明確になりました。
横浜地域労働組合の組合員2名が、団体交渉の最中にもかかわらず「休職期間満了」で強制退職をさせられた事件について、今回提訴した内容は
「地位確認・パワハラへの慰謝料を求める」という内容です。
今回被告となる法人は医療法人社団 善仁会グループで、組合員2名はこの善仁会と雇用契約を結び、鶴ヶ峰のクリニックで勤務してきました。
組合員両名は業務上のパワハラを原因として2021年9月1日より体調不良で休職しました。
その後、組合に加入し、職場環境を改善するために、パワハラの実態究明、再発防止、職場復帰を求めて団体交渉を行ってきました。
しかし、2022年8月、団体交渉の途中であるにもかかわらず、また、組合員両名が医師の診断書を添えて復職の意思を示し、産業医との面談日程の調整をしているにもかかわらず、法人は突如態度を豹変させ、2022年7月末付での「休職期間満了での退職」手続きを強行しました。
この退職手続きの強行は、法人の就業規則の規定にも反しており、根拠なき違法解雇に該当します。
2人の組合員は、「雇用契約を有する地位の確認を求める」とともに、「パワハラに対する慰謝料を請求する」趣旨の訴訟を起こしました。
多くの皆さんのご支援をお願いいたします。
≪次回期日≫
2023年2月14日(火)午前11時
横浜地方裁判所502号法廷
【陳述内容】⇩
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